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SPY×FAMILY【32話 MISSION:32】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

32話「MISSION:32」

前回のあらすじ

キャンベルが所蔵する『日向の貴婦人』といういわくつきの絵画を回収するため、ロイドはフィオナと共に、ターゲットが主催する秘密の地下テニス大会に参加します。素性を隠して大会を勝ち上がり、優勝の賞品としてキャンベルの所蔵する絵画をもらう作戦です。実はフィオナがロイドと一緒に行動したかっただけの理由ですが、ロイドも律儀に付き合い、敵を蹴散らしていくのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【31話 MISSION:31】【コミックライク】

(以下、32話のネタバレを含みます)

 

潜入任務の続き 地下テニス大会決勝へ

ロイドが任務に赴いている裏でヨルは、公園でテニスをして遊ぶアーニャとボンドを見守っていますが、一緒に行動しているフィオナのことが気になってうわのそらです。

 

ロイドとの関係を訝しみ、もしもユーリに心配させるようなことがあるならいっそのこと・・と不穏な考えを抱き、テニスボールを握り潰そうとしています。

 

ビクッとしたアーニャはヨルの剣呑な思考を読み、安心させようと「ははだいじょぶ しんぱいない」と声をかけます。

 

しかし、「え?何がです・・?」(もしや私の考えてることを・・?)と思考を読める能力がバレそうになり、「だ・・だいじょぶ ちちちゃんと ゆーしょーして ごうかしょうひんもってかえってくる」としどろもどろで誤魔化します。

 

うまく誤魔化されてくれたヨルに笑顔が戻り、「そうですね ロイドさん何でもできますもんね どんな相手がきてもボカーンです!」「ぼかーん!」と和気あいあいです。

 

そのロイドは地下の競技場で、次の相手のボリック兄弟と相対しています。二人は元がわからないくらい、筋肉隆々の姿になって凶悪な雰囲気を醸し出しています。

 

「・・トバリーくん(フィオナの偽装の名前) なんか1回戦で見たボリック兄弟とは違う感じのが出てきたんだけど・・」と、ぼかーんではなくぽかーんとするロイド。

 

「言い忘れてましたがこの大会・・ラケットや装備品のカスタム・ドーピング・反則技 わりと何でもアリなのです」としれっとしているフィオナ。「あれは筋肉増強剤でしょうね」「いや一瞬で増強しすぎでしょ」とロイドも呆れています。

 

ボリック兄弟は野次を飛ばす観客に反応して、フェンスを力づくで引きちぎっています。恐れる観客たち。

 

ボリック兄弟はテニスボールを軽々と握り潰し、ロイドを兆発してきます。罵倒を並べながら、「ア~確カニ脳ミソ無サソウナ顔シテンナ 何モ考エズ平和ニ生キテキタンダロナ~」と笑っていますが、その言葉にキレたのはフィオナ。

 

圧倒的な力を見せつけ6-0 6-0で完封。スマッシュをぶつけまくっての勝利で、ロイドも若干引いています。

 

その後、フィオナのロイドへのアピールによる必要以上の大技・魅せプレイでフォニーペア(ロイドとフィオナの偽名)は快進撃を続け、決勝までコマを進めます。

 

控え室で次の試合に備える二人。フィオナは平然としていますが、内心では(先輩私の圧倒的プレーいかがでした?いかがでした?)とロイドへのアピールに余念がありません。

 

決勝の相手は主催者キャンベルの息子と娘。高校生ながら幼少からテニスの英才教育を叩きこまれた実力者であり、主催者である親の裏工作も視野に入れて戦いに備えます。

 

フィオナは「秒で終わらせる」と淡々と言いながら、(そして人生のダブルスを申請してもらうのです ああっ♡)といつも通りです。

 

突然、ロイドががしっとフィオナの手を握り、動揺するフィオナ。

 

「無茶をするな ボロボロじゃないか」とロイドはフィオナの傷ついた手を労わります。「敵も一筋縄じゃない 焦る気持ちもわかるが抑えろ」。

 

「大丈夫ですこれしき それよりも早く任務を・・」「・・そうやって死んだ仲間を何人も見てきた スパイは冷静さを欠いたらおしまいだ 口を酸っぱくして教えたはずだぞ」とたしなめます。

 

「・・わかりました・・」と答えるフィオナ。(昔は「我々スパイは消耗品だ」なんて言ってたのに なのに私の心配を・・!! ずるいです先輩 なんて罪な男!!)と気持ちを抑えるために、余計に怖い顔になって睨みつける感じになっています。

 

(うおー めっちゃ睨んでる!? そんなにオレのやり方に不満が・・!?)とロイドはフィオナの内心に気付くはずもなく、少しびびっています。

 

手を振りほどいてしまったことを早くも悔やんでいるフィオナは、指先がぴりぴりとしていることに気付きます。(・・ぴりぴり・・?)(まさか――)。

 

室内に罠が仕掛けられていることを、ロイドも察します。「息を止めて目を閉じろ夜帷」「無色無臭・・非致死性の化学剤だろう」と判断。

 

対戦相手を弱らせるための姑息な仕掛けだと、二人はモールス信号でやり取りしながら、扉を調べると外から鍵がかかっています。

 

無理に脱出しても見張りがいる可能性があり、一般人を装わないといけないので難しいため、罠にかかったフリをすることにします。

 

「念のため肌の露出を減らし ロッカーに登ってダメージを減らそう 扉が開くまで息はもつか?」「10分程度でしたら」とモールス信号でやり取りする二人。

 

決勝が開始されます。フォニー夫妻VSキャンベル兄弟。フォニー夫妻であるロイドたちの顔色が若干悪いようです。

 

会場ではフォニーペアに賭ける客の方が多く、主催者であるキャンベルはほくそ笑んでいます。「息子たちに1000万!」と大金を張っています。10分のガス漬けはやはりキャンベルの指示であり、子供たちに期待をかけています。

 

「具合は?」と訊ねるロイドに「まだ痺れが・・脈も呼吸も少し乱れています」と返すフィオナ。

 

キャンベルたちも父親からの伝言で、苦戦する演技はなしで全力を出すように伝えられています。

 

試合が始まると、改造したラケットを武器に試合を優位に進めて来るキャンベル兄弟。兄の方はブーストで威力を増し、妹はムチのように伸ばして広範囲をカバーしています。

 

ロイドたちの不調もあり、1セット目はあっさりとキャンベルたちが取ります。

 

しかし、ガスの効果が抜け始めた2セット目、ロイドたちの反撃が開始。ブーストで威力の増したサーブを回転量を上げたリターンで返してポイントを取ると、次々とポイントを重ねて3ゲームを奪います。

 

これに危機を感じたキャンベルは運営に目配せし、次なる罠を発動。フィオナが踏み込んだ先の床を沈ませ、体勢を崩してミスをさせます。

 

「・・なるほど コート内にある36ヶ所の溝・・気になっていたがそういうことか」と納得するロイド。「おそらく他にも仕掛けがあるでしょうね 厄介だわ・・」とフィオナ。

 

「問題ない」ぐっとグリップを握り込んだロイドは「こんなくだらん小細工で 東西平和をくれてやる気はない」と鋭い眼光を向けます。

 

きゅんとするフィオナ。(ああそうだ・・そんな先輩に憧れたから 追いつきたくて 横に並びたくて 尊敬は恋情に 彼の夢は私の夢になって つまり・・)(すき)。

 

サポートを頼むと言われたフィオナは、「寝呆けないでください先輩 私も一緒にぶちかまします」と内心を感じさせない表情で隣に並ぶのでした。

 

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好きが溢れるフィオナ

少し長めのシリーズになりそうです。

 

前回終わりに「政府と合同開発中のドーピング剤『OSOーR』」と、不穏なワードが出たのでそれ絡みの話になるかと思いきや、ボリック兄弟はあっさりと片付けられてしまいました。このへんは次回シリーズへと引き継ぎでしょうか。

 

フィオナのロイドへの恋情は溢れ出さんばかりです。無表情でロイドにはまったく伝わっていませんが、脳内ではフィオナワールド全開です。これに関して進展はなさそうな感じですが、どういう決着を迎えるのでしょうね。

 

冒頭ではヨルの想いもちょっとだけ触れられていました。無意識ながらフィオナにやきもちのような感情を抱くヨルは、可愛らしかったです。

 

まあ、テニスボールを潰そうとしたり、裏の顔で剣呑なことを考えたりとヨルはヨルでしたが。アーニャも危うく思考を読む能力がバレそうになって慌てていました。

 

テニス大会の方はもちろんロイドたちが勝つのでしょうが、もうひとつくらいは罠があるでしょうか。フィオナの頑張りが破られて、ロイドがフォローしてますます惚れるという流れかと予想しています。

 

大会に優勝したとして、無事に目的の美術品をもらえるかどうかはわかりませんが、ここでゴタゴタあるともうちょっと長引くかもしれませんね。

 

フィオナのツンデレというかツンしか見せていませんが、脳内のデレが溢れる時が来るのが楽しみです。

 

「SPY×FAMILY」【33話 MISSION:33】【コミックライク】

 

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