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SPY×FAMILY【40話 MISSION:40】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

40話「MISSION:40」

前回のあらすじ

父親に少し認められたと感じたダミアンが頑張り過ぎて空回り気味。ヘンダーソンの計らいでグリーン先生と子分2人で、レポートという名の息抜きキャンプに行きます。大自然の中ではしゃいでいるうちに強張っていた肩の力が抜け、穏やかな表情になるダミアン。子分との絆も深まったようでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【39話 MISSION:39】【コミックライク】

(以下、40話のネタバレを含みます)

 

ボンドが主役 ヨルのデス飯から逃れられるか!?

平和になって家で全力で寛いでいるボンド。自堕落なアーニャにさえ「・・たいだのきわみ」と言われています。アーニャはヨルに宿題をやらないと先生に怒られますよと注意され、自室に向かいます。

 

アーニャを見送ったボンドの耳がぴくりと震え、ボンドの特殊能力「予知」が発動します。しかし、脳裏に浮かんだ映像は真っ暗。

 

びくっとしたボンドはアーニャとかくれんぼしているシーンや、停電、ヨルのサプライズで目隠しされている場面などを考えますが、最終的には元の組織からの追手が来て、殺される姿を想像します。天使に連れられて天国へと旅立つボンド(イメージ)。

 

愕然とした表情を浮かべたボンドですが、ぶるぶると首を振ると、写真立てを見遣り、家族で映ったもの、アーニャと映ったものを見て、ロイドたちに看取られる自分の死に際を想像して、なんだか満足してしまっています。

 

これはこれで悪くない人生だった、とでもいうように何かを悟ったボンドはアーニャの元にお別れを告げに行きます。

 

ところが、「アーニャしゅくだいでいそがしい」と怖い顔で睨まれてショックを受けます。とぼとぼとリビングに向かうと、ヨルがドッグフードを切らしていたと言い、ロイドも帰りが遅いので自分が夕飯を作ると張り切り出します。

 

新たなイメージが湧くボンド。ヨルの手作りご飯を食べて昇天する自身の姿です。予知というよりもボンドの想像のような気もしますが、あり得ない話ではなく真っ青になるボンド。

 

ダダをこねてご飯を断ってみればと考えますが、以前にアーニャが「ははをおこらせたら ころされるからきをつけろ」と言っていたことを思い出し、そのパターンではヨルにナイフで直接殺されています。

 

万事休す、と肩を落とすボンド。暴れてささやかな抵抗を試みますが、ヨルに注意されるだけです。

 

そこで何かを閃いたボンド。ロイドがいないためにヨルがご飯を作って自分が死ぬのなら、ロイドが早く帰ってロイドがご飯を作ってくれれば生き残れます。

 

ロイドの仕事を自らが手伝い(ボンドの中では、ロイドは槍で豚を狩っているイメージです)、早く帰れるようにすればいいのではと結論づけます。

 

一縷の望みを得たボンドは早速ドアを起用に開けて、表へとダッシュします。ヨルが慌てていますが、うまく振り切れたようです。

 

街に出たボンドは鼻をすんすんさせてロイドの匂いを辿ります。屋台の匂いに釣られかけますが、「よそでエサなんかもらって! 悪い子!!」とナイフを振り回すヨルが頭に浮かんで慌てて逃げ去ります。

 

車に轢かれそうになったり、子供に追いかけられたりしながら散々走り回っているうちに川のほとりに出ます。夕陽が沈みかけていて、しょんぼりしているとお腹がぎゅるると鳴きます。ぐっと涙を拭うと時計台の上に上り、そこでようやくロイドの匂いを探り当てます。

 

ロイドはいつも通り任務の最中でした。ボルン社が開発中の新型自白剤「ゲロリマス」のサンプル奪取です。

 

例によって無茶ぶりのオーダーで情報を集める時間もなく、変装による潜入は無理。強引に忍び込むほかないと覚悟を決めていると、突然ボンドが跳びかかって来ます。

 

軽くパニックになるロイドですが、素早くボンドを静かにさせると、散歩の途中かとヨルやアーニャを探しますが見当たりません。仕事中だから家に帰れと命じますが、ボンドは「ボーフ!」と首を振って拒否します。

 

ボボッフボボッフと、ヨルに殺されそうになっているボンドの予知を伝えようとしますが、遊んでほしいのかと間違われます。仕方なく敵の巣に飛び込み、鼻を利かせて人のいないルートを先導します。

 

ロイドは(そこまで訓練させた覚えはないが・・以前に身につけたものか)と感心すると、「そういえばボルン社はプロジェクト<アップル>との関与が噂されていたな おまえまさかそれを知ってここに・・?」と勝手に勘違いします。当然ボンドは「?」です。

 

「自分の・・いや 実験体にされた仲間の仇をを討つために・・?」「・・・・? ボ・・ボフ!」「よし共に任務をやりとげよう! 情報がない分おまえの鼻に頼るのも悪くない」ボンドの理想の展開になりました。

 

黒ずくめのロイドをボンドが導き、研究室まで見事に案内します。ところが部屋は保管庫だらけでどれが自白剤かわかりません。セキュリティも頑丈で、帰宅はいつになるやらとぼやいています。

 

そこにまたしてもボンドの予知。研究員が戻って来てロイドが囮になり、ボンドは強制的に家に帰らされた挙句、ヨルに怒られてご飯を食べさせられるイメージが湧きます。

 

ぞっとしたボンドは作業中のロイドの服を引っ張り、警告します。「・・まさか・・」とロイド。

 

しばらくするとボンドの予知通りに研究員が4人戻って来ます。鍵が開いたままなのを不審に思った彼らが部屋に入ると、「ゲロリマスはいただいた <怪盗T>」という張り紙があります。

 

「冗談だろ・・!?」慌てて保管庫のひとつを解錠し、中身を確かめる研究員たち。開けてみれば中身はしっかりと無事です。「・・何だよあるじゃねーか ったく誰のイタズラ――」。

 

と、そこへ潜んでいたロイドとボンドが襲いかかります。「開けてくれて助かったよ」。抵抗させる隙も与えず、ロイドとボンドの活躍であっという間に制圧。「やるな」とロイドもボンドを認めています。

 

「おかげですんなり任務完了だ 思ったより早く帰れる」ご機嫌でサンプルを回収するロイド。ボンドに新たな予知が降りてきます。

 

「うまいか?」満面の笑みを浮かべるロイドと、後ろで笑っているヨルやアーニャ。ヨルは怒るどころか、心配して探してたんだと頭を撫でてくれています。「ブォッフォ――ッ!!!」ボンドのテンションは爆上がりです。

 

「そうかボルン社に一矢報いたのがそんなに嬉しいか」ロイドは勘違いしたままでしたが、「よし帰りにスーパーに寄ってごちそうでも作ってやるか」と、思惑通りになったボンドは「ボッフボッフ♪」と上機嫌でした。

 

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ヨルは料理の腕も凄腕の殺し屋

ボンドの影が最近薄いなと思っていたら、しっかりと出番を与えてくれました。こういう気配りがいいですね。ボンドの思考がことごとく笑えるコメディも、スパイファミリーの魅力のひとつです。

 

ボンドが活躍する時はアーニャとセットなのだと思っていましたが、まさかのロイドとのタッグ。しかも完璧に任務をサポートし、優秀さを発揮しました。

 

まあ、ほとんど自分のためでしたが、人のないルートを探し当てたり、予知でトラブルを回避したり、襲撃でもほっかむりを被りながら相手を撃退しています。実験体だったこともあって、本気を出せばなかなかのものなのかもしれません。

 

ボンドはロイドの仕事を、豚を槍で狩るイメージだったみたいですが、スパイの潜入任務についてはちゃんと理解していたのでしょうか。意思疎通が出来るくらいの思考能力もありますし、人間の子供よりかは上くらいかもしれません。(アーニャと同等?)。

 

最初、死ぬイメージを抱いた後、それはそれでいい人生だった、みたいな悟りはなんだったんでしょう。ちょっとカッコつけたかっただけかもしれません。

 

ヨルのデス飯はボンドも身に染みているようです。以前、確かクッキー(でしたっけ?)のかけらを口に含んだだけで仮死状態になっていましたからね。ヨルには申し訳ないですが仕方ないでしょう。

 

というか料理の修行回もありましたし、少しは上達していてもおかしくないのですけど・・。ロイドのおかげで、ひそかにアーニャもヨルの夕飯を免れていましたね。

 

ラストのボンドの思いっきり晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。ホント、肉体的にも精神的にも苦労した一日だったんでしょうね。

 

あと、<怪盗T>は何故Tだったのでしょう。理由があるはずですが、いまのところピンとは来ていません。(ルーキーの同業者は<東雲>でしたし・・)。いつかピンと来るかもしれません。

 

「SPY×FAMILY」【41話 MISSION:41】【コミックライク】

 

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