SPY×FAMILY【26話 MISSION:26】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
26話「MISSION:26」
前回のあらすじ
図工の授業でクラスメイトと切磋琢磨? アーニャはダミアンと少しだけ仲良くなれました。
【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】
「SPY×FAMILY」【25話 MISSION:25】【コミックライク】
(以下、26話のネタバレを含みます)
試験でアーニャ大ピンチ! 能力の弱点も発覚
2週間後に中間考査が始まると告げられ、アーニャにピンチが訪れます。ダミアンにバカにされ、これ幸いと試験ではダミアンの心を読んでカンニングしようと悪い顔をしていますが、その笑い顔のせいで更に罰として課題を追加されたりしています。
帰り道、月が出ているのを見てアーニャははっとします。家に着いてロイドに月齢を訊ねると、ちょうど試験の日は新月と答えが返って来てショックを受けるアーニャ。
アーニャの心を読む能力は、月に一度、新月の日には使えなくなるのでした。ここに来て新事実発覚です。アーニャの元研究所の所員は<エクリプス>と呼んでいたそうです。
アテにしていたカンニングが出来なくなると知ったアーニャは、ボンドの予知能力で何とかしてもらおうとします。
するとボンドの脳裏に浮かび上がったのは、今晩の夕食のロイドお手製のハンバーグ。あまりの嬉しさに夕食を堪能し、そのまま就寝。翌朝、目覚めてテストのことを思い出して声を上げます。
休日だったためにロイドが付きっきりで勉強を教えますが、任務のことなど様々なケースを考えるロイドの思考が気になってアーニャは集中できません。
ちなみにテストは四教科あり、それぞれの首席、次席には<星>が与えられるものの、落第点を取ったら<雷>を喰らいます。
つまりアーニャは最大で4つの<雷>を一気にもらう可能性があり、ロイドはそっちの方を気にしています。当然、<星>は最初から諦めています。
優秀なロイドはかえって、アーニャがどこでつまづいているかわからず、勉強がはかどりません。
するとヨルが弟のユーリに家庭教師を頼んでいます。もちろん大好きな姉に呼ばれてソッコーやって来るユーリ。アーニャとは初対面です(前回はアーニャが寝ていたため)。
ユーリはロイドの連れ子のアーニャに敵意を向けています。姉への想いが脳内に溢れ出て、そのあまりにもの情報量にアーニャはゲプッと胸やけして気分が悪くなってしまいます。
一旦、休憩となりロイドとユーリの裏を探り合う会話が始まります。(すぱいVSひみつけいさつ わくわくっ・・!!)とアーニャは急に元気を取り戻しますが、体調が戻ったと判断したロイドは後を任せて買い物・・という名の任務に出かけてしまいます。
アーニャとユーリの勉強会が始まります。ユーリはアーニャを侮っていて、毎日姉と一緒にいることへの嫉妬から難問を吹っかけて困らせてやろうとしますが、その思考を読んだアーニャがユーリの心を読んで全問正解します。
「なにっ!? 全問正解だと!?」とユーリは驚いていますが、「勉強なんかしなくてもいいのでは・・?」と当然の疑問を呈されてしまいます。
アーニャは慌てて「い・・いまのはまぐれ」と誤魔化して勉強会が再開されます。ユーリは根気良く教えていましたが、アーニャのデキの悪さは想像以上で声を荒げています。見かねたヨルがユーリに優しくお願いすると、途端に態度の変わるユーリ。
ダメ押しとばかりにアーニャが棒読みで「アーニャがんばるます! <皇帝の学徒>になって えらいひとになって ははにおいしいものたべさせたいとおもってるます(棒)」と言うと、(いい子ッ!!)とユーリは、はは(=ヨル)の部分に琴線が触れたようです。
真面目に教え始めるユーリ。さっきよりも丁寧に教えていますが、元々が勉強嫌いのアーニャは、プスプスと頭の回線がショートしています。
それを見たユーリが「おまえ勉強は嫌いか?」と訊ねます。「だいきらい おじはすきなのか?」と逆に問い返すアーニャ。ユーリのことを、おじと呼んでいます。
ユーリは子どもの頃、無力な自分が悔しくて早く姉の力になりたいために勉強を頑張ったと言います。それらの力は今にも活かされていると言い、「昔の偉い奴は言った 『知は力だ』と おまえも立派な人間になりたかったら勉強という名の筋トレを欠かすな!」。
「ちわわぢから・・!?」。アーニャの中ではちわわがムキムキの筋肉をポージングしている姿です。「違う」と冷静にツッコむユーリ。
アーニャは「べんきょーしたら おくすりつくれる?」「ろけっともつくれる?」「せかいせいふくもできる!?」とユーリに問いかけ、最後の質問にはユーリは首を傾げていましたが、熱の入った勉強会となります。
息を切らして仰向けに横たわる二人。ユーリは満足そうに「ハアハア どうだ この文法はマスターできたか?」と訊きますが、「ハアハア ”ぶんぽう”ってなに?」とアーニャ。
「マジで時間の無駄アッ!!」とユーリの気持ちもわかります。キレたユーリは自分だって力をつけないと姉を守れない、と帰り支度をして出て行きます。
ヨルがせっかく作った手作りお菓子があったのに、と言うと即座に戻って来て全部平らげ、またすぐに出て行くユーリ。「うままブロロエーッ」と、その出来栄えは推して知るべし。
「全部食べられてしまいました また新しく焼き直しますね」「・・だいじょぶ アーニャいまおなかいっぱい」と引き気味に答えるアーニャ。
アーニャはテロ事件の時に時計を読めていたら、爆弾を解除できていたら、ロイドの役に立てたはず、と拳を握り締めると「アーニャへやでじしゅうしてくる」と心を入れ替えます。
尚、ユーリがこぼしたヨルのお菓子のかけらを食べたと思われるボンドは、玄関先で人知れずノックアウトされて転がっていました。
「ただいま」と帰って来たロイドの足元にぐったりと横たわっています。何気ない描写でしたが、ここ面白かったです。
ヨルはアーニャが頑張って勉強していたとノートを渡しますが、それは外国語。中間テストの科目には入っていません。
「フッ」と笑ったロイドは、(オペレーション<梟>はダメかもしれない・・)と人知れず覚悟を決めるのでした。
2週間後、テストが始まります。ベッキーに自信のほどを訊かれたアーニャは、「アーニャのいまの ちわわぢからしったら ベッキーこしぬかす」「なにそれどんな力?」。
「それではこれより 前期中間考査を開始する」とヘンダーソンの掛け声で、運命のテストが始まるのでした。
ちわわぢからで試験を突破できるか!?
アーニャの能力の新事実が発覚です。元からの設定だったのか、ここに来て付け足されたのかわかりませんが、今のところテストの日にピンポイントで影響があるようです。
この後は特にストーリーに絡みそうにない設定なので、このためだけのものかもしれません。
悪巧みをして追加の罰を喰らい、そのせいで帰りが遅くなって月に気付く、という流れは自然でした。
アーニャはボンドの予知能力をアテにしますが、ハンバーグに釣られて全部忘れてしまうところとか子供らしくて良かったです。 ボンドの能力がちゃんと稼働しているところとか、アーニャとのコミニュケーシが円滑であることも見て取れます。
終盤の方でいつものヨルの必殺の料理を、いつものごとくユーリが食べて死にそうになっていた時。
その後、こぼれかすをすんすんと嗅いでいたボンドが玄関で転がっている場面は、一見見逃してしまいそうですが、「これは食ったな!」とわかるところがツボでした。次からはボンドもヨルの料理には警戒するでしょう。
ユーリも姉大好きからくる行動ですが、アパートにやって来てアーニャに勉強を教えるとか、しっかり「叔父」をしています。ユーリにもちゃんとした信念がありました。ちょっと姉大好きなだけで。
思考によってアーニャに胸やけを起こさせるとはさすがですね。
中間考査が始まり、アーニャは「ちわわぢから」で乗り切るようです。ベッキーはいつものことと流していましたが、このへんアーニャとの付き合い方がわかって来たようですね。
前回ロイドのファンになったベッキーでしたが、今回はまだそのへんの絡みはなかったようです。
次回からは中間考査。どのくらいの長さでやるのかわかりませんが、アーニャがどうやって切り抜けるか楽しみにしています。
「SPY×FAMILY」【27話 MISSION:27】【コミックライク】
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