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SPY×FAMILY(スパイファミリー)【9話 MISSION:9】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

9話「MISSION:9」

作品のあらすじ

入学式の日になりますが、ロイドはアーニャを特待生にするプランAは早々に諦め、デズモンドの次男ダミアンと仲良くなるというプランBに切り替えています。ところが性格の悪いダミアンとその取り巻きに意地悪をされ、父を悪く言われてキレたアーニャがヨル譲りのパンチでダミアンを吹っ飛ばしてしまいます。早くも<雷>を受け、前途に暗雲が立ち込めるのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【8話 MISSION:8】【コミックライク】

 

ロイドも学校に潜入して謝罪作戦開始 ダミアンとの仲は回復するのか

騒動から一夜明け、フォージャー家の朝食の場ではアーニャが昨日の失態に落ち込み、「ひっさつぱんち」を教えたヨルも責任を感じています。

 

ロイドは過ぎたことは仕方ないと割り切っています。ミスを引きずるよりも今後の対策に思考を費やす方が建設的で、なによりアーニャが学校に行きたくないと言い出したら困ります。

 

スクールバスで登校するアーニャを見送りながら、ダミアンに謝罪するようにと念を押します。(おまえの仲直りに世界の平和がかかっている)。

 

アーニャが学校に着くと、家の車に送られて登校してきたベッキーと顔を合わせます。「おじょうさま」とキラキラした瞳で見つめるアーニャに、爽やかな挨拶を返してくるベッキー。揃って校舎に向かいます。

 

その先には寮から登校してきたダミアンと取り巻き2人。鉢合わせてお互いに顔をしかめ、取り巻きとベッキーが文句を言い合っています。

 

アーニャはロイドに言われた通りに謝ろうとしますが、ベッキーが手を引いて謝る機会を失います。その様子を学校に潜入して、校舎の屋根から監視しているロイドです。

 

邪魔をするベッキーに歯噛みしています。ベッキーの実家ブラックベルとデズモンドグループはビジネスパートナーで、もしや敵防諜部の指示でオペレーション<梟>を阻止しにきているのかとあらぬ疑いまでかけています。

 

学校という場においてナカヨシグループの形成は初動が最も肝心、とロイドは陰からアーニャの仲直りを支援する方向です。

 

教室に入るとアーニャとベッキーの周りには誰も近寄らず、他の生徒たちは遠巻きに見ています。昨日の殴打事件が早速広まり、距離を置かれていました。クラスメイトの心の悪意にさらされ、アーニャは(がっこうこわい)と怯んでいます。

 

ベッキーが慰め、「おまえあたまいいひと?」とアーニャはベッキーを見直しますが、ちゃんと名前で呼ぶように怒られます。

 

「わたしたちもっと仲良くなりたいな あたしだけはアーニャちゃんのいいとこちゃんと知ってるもんね!」と笑顔で話し掛けられ、アーニャの心に届いていた悪意の束が弾け飛んでいきます。

 

ふわっとした空気に包まれ、アーニャも自然と顔がほころびます。(がっこうこわいけど だいじょぶなきがする)。

 

ダミアンはそれを無言で睨んでいます。取り巻きは「なんで何も言ってやんないんすかダミアンさまぁ?」と不満たらたらです。

 

ダミアンは今まで名家の次男として何不自由なく育てられ、自分に逆らう者など誰一人としていませんでした。(兄貴にさえぶたれたことなかったのに・・)。

 

アーニャに殴られ、初めて味わわされた感覚に(こんな・・こんな・・こんな・・?)と何とも形容しがたい気持ちに陥っています。

 

授業はつつがなく終わりますが、アーニャは初日から爆睡で教師からはやはり不良なのかと恐れられています。ベッキーに起こしてもらうと、ダミアンに謝りに行かないとと言いますが、「いいよ ほっときなよあんなの」と止められます。

 

「じなんにあやまらないと へいわがたいへん」と言うと「ヘーオンな学園生活が乱されるってこと?」とベッキーは解釈しますが、「でも大丈夫 あたしはアーニャちゃんの味方だから! 何かあっても守ってあげるわ!」と抱き締められ、「じゃあいいか」とあっさり受け入れるアーニャです。

 

清掃員に変装して潜入していたロイドはその会話を聞き、(いや よくなーい!)とツッコんでいます。(はっ ちち!?)と心の声で父の存在を知り、アーニャは驚いています。

 

その後もロイドは太陽光で「よい子占い」を仕掛け、(謝れアーニャ 仲直りするんだ)とプレッシャーをかけます。他にも教科書や他の生徒の背中に張り紙をつけて、催促したりしています。

 

食堂では「SORRY」とケチャップで描かれたオウムライスが出て来たりと、アーニャは追い込まれていきます。食堂にダミアンらが現れ、「あやまらないと!」と立ち上がります。

 

しかし、「いいってばー 悪いのはあいつらじゃーん」とベッキーがまたしても阻止。(あのガキャー!)とロイドはまずベッキーを引き離さないとダメだと気付き、放送でベッキーを学生ホールに呼び出します。

 

一人になったアーニャは謝るチャンスだとダミアンの元に歩み寄ります。取り巻きが「な 何だコラー! またやんのかー!」と騒ぎ立てています。ダミアンがそれを鎮めると、取り巻きたちは「ダミアンさま自らガツンと言ってやるのですね!」と前を譲ります。

 

アーニャを前にしたダミアンは何故か言葉に詰まり、胸がモヤモヤして言葉が出てきません。取り巻きたちはそんなことはつゆ知らず、どんな一撃を口にするのか期待を膨らませています。

 

取り巻きたちが思い浮かべる棘のある言葉が、無数にアーニャに突き刺さります。あまりの悪口にアーニャはショックを受け、足元も震えます。

 

それでも勇気を出して「き きのう いきなりなぐってごめんなさい アーニャほんとはおまえとなかよくしたいです!」と謝りますが、悪意にさらされて目から大粒の涙がボロボロとこぼれています。

 

その涙にダミアンは(こ こいつ号泣するほど反省を・・!? なんというしおらしさ・・!)と勘違いし、顔が真っ赤になっています。取り巻きに指摘されると「バッ・・これはアレだ! 怒りだ!!」と誤魔化しています。

 

陰で様子を伺っていたロイドも(偉いぞアーニャよく謝った)と満足げです。

 

ダミアンは自分に逆らったアーニャに怒りを覚えているものの、正面からまっすぐに見つめられた視線を思い出すと胸がトクンと高鳴り、慌てて(そういうのじゃない! トクンじゃない!)と、(このオレ様がこんな庶民の女に・・ないない!)と頭の中がごちゃごちゃです。

 

「くそがーっ! 死んでも認めてたまるかーっ!」「絶対ゆるさん オレのプライドがゆるさーん!」と叫ぶと、身を翻して走り去って行きます。

 

取り巻きたちは「さすがダミアンさま 女の涙にもゆらがない!」「今日はこのくらいでカンベンしてやらぁ!」と捨て台詞を吐いてダミアンの後を追っていきました。

 

(謝罪の受け入れ完全拒否だと・・ッ!?)(プランB 詰んだ・・ッ!)と、ダミアンの複雑な心境を知る由もないロイドは、膝を折ってガックリと項垂れています。

 

「ところで何で逃げるんです?」と取り巻きに言われ、「うるせー!」としか返せないダミアン。何か不気味なものを感じ取ったアーニャは、ぞわわっと身を震わせるのでした。

 

一方、学生ホールへ呼び出しだされたベッキーは、「あたしを呼び出したのは誰よー!?」と、ぽつーんと一人放り出されたままでした。

 

まとめ

謝罪作戦は意外とうまく進んでいる様子です。もちろん、ロイドはまったく知らないことでしょうが、ダミアンのハートは既にアーニャによってグラグラと揺り動かされています。

 

ボロボロと涙を流すアーニャにズキュンと撃ち抜かれていました。

 

ツンデレダミアンがこの先もアーニャに振り回されそうですが、アーニャは父の任務のために行動しているだけで、しかも心も読めますから、ダミアンは完全に手の平で転がされてしまいそうです。

 

救いはアーニャが天然だということ。逆手にとってからかわれるより、ド直球で痛いところを突かれそうですが、まあそれはそれでダミアンにとっては嫌がらせかもしれませんけど。

 

ベッキーと仲良くなれて、学園生活も楽しんで送れそうになって良かったです。ブラックベル家ルートで標的に接近可能になるかもしれません。

 

ダミアンを含めた学園生活も面白くなりそうですね。

 

「SPY×FAMILY」【10話 MISSION:10】【コミックライク】

 

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