Dr.STONE【106話 石化の秘密】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
106話「石化の秘密」
前回までのあらすじ
石化光線の秘密を知るアマリリスは皆を救うため、千空たちと協力関係を結ぶことになりました。
「Dr.STONE」【105話 島一の美少女】【コミックライク】
以下、「週間少年ジャンプ(2019年26号)」のネタバレを含みます。
5年前に石化光線を経験したアマリリスが語り始めます
5年前のアマリリスが石化光線に遭った時のことを語り出します。ちなみに5年前の彼女はまだ幼いということもありますが、内面がドロドロしていなくて素朴な感じで、むしろ今より美少女なのではないでしょうか。
アマリリスは当時の友達3人と小舟で島を抜け出そうとします。
島では「島を出るな」「新しいものを作るな」「破れば頭首様の血族が受け継ぐ妖術で石にする」と大人たちから脅されているようで、アマリリスは尻込みしていますが、友達たちは積極的で押し切られてしまいます。
ところが島を出てすぐに一艘の小舟が近づいて来ます。アマリリスらの小舟とは違い、随分とスタイリッシュなデザインをしています。乗っているのは頭首の側近の二人、モズという男とキリサメという女。「最強」の2人だと友達たちが慌てます。
モズはスラリとしたイケメン男子で、どうやら女好き。キリサメは冷徹な表情で任務を遂行する美人で、胸に小さな果物くらいの大きさの袋(?)を多数、身につけています。
モズは可愛い娘を石化するのは勿体ないと言いながらも特に反対するでもなく、キリサメは胸につけた小袋のひとつ(星のようなマークがついている)から道具を取り出し、ロープでつないだ「ソレ」を空中に投擲します。
その際、モズが「投射角浅い もう頭一コ上」と、さらっと助言していました。その作業に手慣れていること、相応の知識があることが伺えます。
投擲された「ソレ」は空中で爆発、光を放ち、アマリリスたちに迫ります。友達はとっさにアマリリスを体で庇いました。
その話を聞いてゲンは数千年前のトラウマを刺激されて微妙な顔をしますが、千空はむしろ楽しそうです。規模は違えど、紛れもなく彼らを石化したものと同一だと確信を得たのでしょう。
しかし、そこからどうやって助かったのだとコハクが尋ねます。
光線に迫られたアマリリスは髪の毛が石化しますが、咄嗟に石化した部分を引きちぎります。そして、友達が盾になったことで光線がギリギリ手前で止まり、アマリリスまでは届きませんでした。
船は重みで転覆、アマリリスも海に沈みますが、その様子は光線に阻まれモズとキリサメには見えておらず、全員石化が完了したと思われています。
海底に多くの石像があったのは、いちいち海に捨てて回っているのかと思っていましたがこういうことだったのですね。
アマリリスらの小舟が即座に見つかってしまったように、何かしらの索敵能力もあるのかもしれません。ペルセウス号が見つかったのもそれでしょうか。
石化光線
友達を失ったアマリリスは小舟に頭首が乗っていなかったことを振り返り、「石化の能力は頭首一族の妖術」と言われているが頭首がいなくても発動できる、頭首本人が石化能力者なら手の出しようもないが、石化が武器なら盗っちゃえばいいと思い至りました。
そうすれば皆言いなりにならずに済むし、友達の仇も討てます。
「だから甘えちゃって・・」とアマリリスはシナを作って千空に色仕掛けをしますが、当然、効き目もなく歯ぎしりしています。ソユーズだけは性懲りもなく、シュボボボォンってなっていますけど。
石化の能力を紐解く千空。
1:効果範囲あり
2:投げて使う つまり使用者も石化する
3:石化の連鎖はブチ切りゃ止まる
ルールのないファンタジーなら人類に勝ち目はないが、再現性(ルール)があればそれは全部、科学。科学で闘えるなら負けねえと自信たっぷりに言い放ちます。ちょっとときめくアマリリス。
ビューティーコハクちゃん大改造計画
頭首たちは毎年、各集落に18歳過ぎて後宮に嫁ぐキレイな娘を選抜に来るとのこと。実質、強制で結婚していてもお構いなしなようです。
アマリリスは後宮に入り、皆を助けるためにずっと自分を飾り立ててきた、絶対選ばれるし、後宮に入れば石化武器を盗るチャンスがあると目論んでいます。
しかし、男たちは魅力でたぶらかせても、石化武器を持っていたのは女戦士のキリサメ。闘える女子でないと計画が成り立たないのでは指摘され、アマリリスは地団太を踏みますが、その言葉に皆、心当たりがあり――コハクに視線が集中します。
コハクは心得たと、「カワイイ選抜」に選ばれればいいのだなと乗り気です。ゲンは思い切り引いていますが、キレたコハクに耳を引っ張られています。
千空はそんなものは科学でどうとでもなる、と今週、ようやく科学の登場です・・が誌面も尽き、作戦は来週に持ち越しです。
千空は科学担当、ゲンが心理学担当、アマリリスがメイク担当、ソユーズが「シュボボボン」ってなるかのテスト要員になったようです。
ビューティーコハクちゃん大改造計画がスタートしました。
合言葉は「モテは科学」!
感想
アマリリスが石化の秘密をどうやって知ったのかわからなかったのですが、直接の体験者でした。辛くも逃げ延び、皆を助けるために性格も変わって・・変えていったのですね。
しかし、モズは「5年後には美人になる」とアマリリスを遠目に見て分析していましたから、「あの時の小娘か」とか見破られてしまわないでしょうか。
アマリリスらを即刻発見した索敵能力と、操作性や機動性の高そうな小舟を持っていることなど、頭首一族はそれなりの力を持っているようです。
「島を出るな」「新しいものを作るな」の掟は、白夜らの教えが伝わっていたなら真逆の発想になりそうですが、何か関係があるのかもしれません。
たとえば新しいものを作っている途中で、石化光線の武器ができてしまった・・は飛躍し過ぎでしょうか。
島を支配している頭首一族、石化武器を持っていることや後宮制度など、先の展開が気になります。
「ブチ切りゃ止まる」という点についても、「防御服」みたいなものを作って、光線を防いでそれを石化させてから逃げる、みたいなことも可能なのでしょうか。
あとはコハクがどれだけビューティーになれるか。今までの流れだと見た目に関してはコハクはギャク担当みたいなものでしたが・・。
綺麗になってびっくりさせてくれるのか、ギャグ担当路線をいってくれるのか、どっちになっても楽しそうですね。
「Dr.STONE」【107話 切り札は科学の船に】【コミックライク】
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