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ライドンキング【2話 大統領と人馬剣士(ケンタウロス)】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

2話「大統領と人馬剣士(ケンタウロス)」

前回のあらすじ

異世界に転生したプルチノフは冒険者のサキ、ベルをワイバーンから守ります。その際にワイバーンに騎乗し、至福の瞬間を味わい、しばしの騎乗休暇(ライドンタイム)を取ることを決めました。

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【1話 大統領と火炎翼竜(ワイバーン)】【コミックライク】

 

 

以下、2話のネタバレを含みます。

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サキとベルと共に冒険の始まり

現世では行方不明とされているプルチノフは、異世界のダンジョンでサキ、ベルと状況を整理をします。

 

ベルには「人相が極悪だから邪神の神官かと思った」と言われ、一緒に転生してきたプルチノフの石像頭部は悪魔像と評されています。ベルは「~みたいな」と語尾につけるキャラっ子のようです。

 

サキとベルはこのダンジョンにお宝を求めて来たようですが、何もなかったと知り落胆。仕方ないので村に帰ることにします。

 

人里が近くにあるのか?と尋ねるプルチノフに、サキは「ホッチ」で3時間ほどと答えます。「ホッチ」とは何ぞや?と疑問に思うプルチノフの前に現れたのは、ダチョウのような生き物でした。

 

ホッチとは翼の退化した大型の鳥で、騎乗することは可能ですが走る速さは馬の6割ほど。しかし、起伏の多い森や山岳地帯では馬を超える走破性を持ちます。鳥類博士のダニー・ホッチとのことですが、いずれ博士との邂逅もあるでしょうか。

 

クチバシの愛らしいホッチにプルチノフの心は奪われます。

 

サキは二羽しかいないからプルチノフは歩いてもらうと言いますが、野生のホッチが連いてきていました。ベルがホッチじゃなくてボッチだと冗談を言っています。

 

鞍もないので乗るのは難しいと言うサキに、プルチノフは裸馬でも全然乗れると答えます。

 

プルチノフが野生のホッチを見ていると、相手は見定めるかのようにじっと見つめた後、足を畳んで背を向けます。肯定と受け取ったプルチノフはそっと背に跨ります。ちなみに名前はベルが適当に呼んだ「ボッチ」になっています。

 

鞍なしのハンデもモノともせず、プルチノフはあっさりとホッチを乗りこなします。それを見たサキとベルは、魔獣使いのスキルかもしれないと思い、ワイバーンを追い散らす戦闘力のことも合わせて、お宝以上の拾い物をしたとほくそえみます。

 

どうやら借金を抱えている様子で、プルチノフの力を利用して借金返済どころか王都で豪遊まで目論み、早速、「おじ様」呼びで追いかけていきます。

 

プルチノフにしても何も知らない異世界なので、願ったり叶ったりかもしれません。

 

ゴルドーの街に到着

3時間後、ゴルドーの街に到着します。上半身裸のプルチノフはライドンタイムを満喫したようです。

 

しかし、人相の悪さから門番には奴隷商人かと揶揄され、親戚の知り合いと誤魔化しますが、冒険者では大罪の保証人ににはなれず、街に入るには銀貨3枚が必要。サキが立て替えます。

 

銀貨3枚の相場は1~2週、食うに困らない金額だそうです。利息つきで返すようにとサキは念を押します。

 

街は王国の辺境らしく、魔境の資源目当てに冒険者や商人が集まっていて賑わっていました。露店には魔境産の洞窟蜘蛛の糸、岩蠍の甲羅、鎧蜂の毒針などが並んでいます。

 

他にも魔石というものがあり、魔獣の心臓近くにある魔石袋のなかにある石とのこと。プルチノフは宝石のようものと解釈しますが、サキはそうじゃないと説明します。

 

ランタンを取り出して魔石を入れ、魔力を流すとランタンが灯ります。電池のようなものかと言うプルチノフに、サキは更に武器にエンチャントしたり、かまどに使ったりと色々用途があると言いますが、プルチノフはわからない用語は聞き流すことにしたようです。

 

サキは意地悪をしようと、プルチノフにもランタンを灯らせてはと提案します。この世界では体内の魔力を練り、体外に発現させることのできる人間は2~3%に満たないらしく、こうして田舎者をからかう行為は日常茶飯事だったようです。

 

プルチノフは気合いのようなものかと判断し、オキナワで覚えた「カラーテの息吹」を応用します。

 

するとランタンは激しく灯り、600000カンデラという、米軍のM84スタングレネードの閃光に匹敵する光線が生成されました。

 

至近距離で光を浴びたサキは失明。魔石ランタンは負荷に耐えられずに爆散。ちゃっかりベルは携帯型のサングラスで被害を防いでいました。サキは自業自得ですが、「無」の表情は笑えます。

 

サキはおっさんの神官に「局所治療」で失明を治してもらいますが、口に含んだポーションを仕上げに吹きかけられて顔を歪めています。

 

サキは治癒神官も知らない田舎者のくせになんであんな魔力を、と悔しがりますが、ベルは剣豪や武術家が身体強化魔法の鍛錬を無意識下で行っていたようなものではと解釈しています。

 

そのベルは魔法薬(ポーション)をガブ飲みしています。どうやらポーションジャンキーだったようです。

 

サキは旅人手形とランタンと魔石、治療費も絶対払ってもらうと意気込んでいますが、「金と医は積もるほど汚い」とプルチノフは涼しい顔で受け流しています。

 

サキはこのままでは金を回収できないと悟り、プルチノフに「奴隷鉱山夫として売られるか」「冒険者になるか」の二択を突き付けました。

 

冒険者登録

プルチノフの選択は冒険者。ギルドで登録を行いますが、受付嬢にも奴隷商と間違われていました。

 

差し出された書類には見たこともない文字で書かれていましたが、何故かプルチノフは読むことができます。どうやらそれはポピュラーな加護で、「言の葉の神マーヤ」の加護だそうです。言語にも適用されます。

 

プルチノフは職業を大統領、戦闘スタイルはCQC、近接格闘で登録。武術の達人と認識されたようです。

 

10級冒険者の白帯からスタートです。ちなみに小銀貨1枚。等級が上がると白、オレンジ、青、黄、緑、茶、黒と変わっていきます。黒以降は金のラインが入るとのこと。サキとベルは黄色でした。

 

早速、クエストを探しますが、騎士団が帰って来たと騒ぎになります。街の領主の私兵で、嫌われているようです。

 

騎士団は人馬の幼子を縄にかけて連行しています。ケンタウロスと聞き、プルチノフが反応しています。

 

騎士団の団長ジェラリエ・ゴルドーという女騎士が成人したケンタウロス、人馬騎士のタクタロスに跨っているのを見て、「羨ま けしからん!!」と憤っています。

 

いや、幼児を攫って調教していることに憤っているんですよ。ね?

 

宿から騎士団を見つめるプルチノフの顔が凄い変顔になっていました。

 

 

感想

サキとベルに連れられてプルチノフは冒険者としてスタートしました。今のところはワイバーンから救ってもらったとはいえ、サキにとってはマイナスの方が大きいようです。

 

プルチノフは至ってマイペースです。ホッチに乗れて騎乗欲も満たせたようですし、冒険者として登録もできました。

 

言語が通じることや、文字が読み書きできるのは加護のおかげという説明もありました。

 

それにしてもランタンでスタングレネード級の閃光を出す魔力を秘めているとは、プルチノフ恐るべしですね。サキの表情が面白かったです。

 

コメディの要素も多いし、冒険ものでもあるし、読んでいて飽きませんね。

 

次はケンタウロス編でしょうか。プルチノフの活躍に期待です。

 

「ライドンキング」【3話 大統領と人馬の勇者】【コミックライク】

 

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