Dr.STONE【108話 切り札二枚】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
108話「切り札二枚」
前回までのあらすじ
科学道具を使うため、船内に積んだ研究所(ラボ)を手に入れるべく船に戻った千空たち。キリサメに気付かれるものの三文芝居で誤魔化し、「ラボが必要」という言葉だけは残します。船内の生き残りが聞いていてくれればとの思いでしたが、生き残っていたのは銀狼でした。
「Dr.STONE」【107話 切り札は科学の船に】【コミックライク】
以下、「週間少年ジャンプ(2019年28号)」のネタバレを含みます。
(※今週から感想とあらすじの記載を逆にします。あらすじから読む方は後半にスクロールさせて下さい)
スイカがひと晩でやってくれました!
ペルセウス号が石化されてしまった時のシーンが描かれましたが、犯人はキリサメでした。石化武器はキリサメしか扱えないのでしょうか。
人影を見つけたのは龍水と右京。ロープつきの投擲物で、投手が大きく距離を取っていることから瞬時に手榴弾らしきものと判断するあたりが二人とも有能です。
何も抵抗できずに石化されてしまったのかと思っていましたが、右京は投擲物を弓で狙撃して的中させ、わずかながら軌道を逸らすことにも成功しています。
龍水がスイカを蹴飛ばした時、スイカは普通に床掃除をしていましたから、事態に気付いていない者も多かったのでしょう。そのくらいわずかな時間の攻防でした。
銀狼は光を見てから逃げたわけではなく、最初から海にいたようです。それでもすぐに逃げられるのが銀狼らしいというか。相棒の金狼への強い気持ちも描かれていました。
ただ、千空たちは銀狼に対しては見るからに失望していました。カードに例えられていましたがわかりやすかったです。そのうち発売されてもおかしくないクオリティですが、銀狼はGGR(ゲスゲスレア)って・・。
そして、スイカがひと晩でやってくれました! 某作品のジョバンニ並みに優秀です。
てっきり島の中に行ったのかと思っていましたが、確かに船を離れるわけにはいきません。上陸ボートを見つからないように隠したり、銀狼が見つかりかけた時に気を引いたりと、潜入・攪乱・サポートはスイカの得意分野です。千空たちにも希望が戻って来ました。
さすがに銀狼も立ち上がるでしょう。問題はラボをどうやって船外に持ち出すのか。水陸両用タイプであったとしても、見つからずに持ち出すのは難しいかもしれません。
イバラは小指1本ぶんの樽のズレを見逃さない隙のない人物のようですし、簡単には出し抜けなさそうです。
石化光線はやっぱり物質を透過して、範囲内の全ての人間を石化したと見て間違いなさそうです。
家畜として連れて来ていたヤギは石化していませんでしたが、島民は初めて見た様子。「百物語に出るヤギという獣では」と言っていますので、百物語はこちらの島でも無事に伝承されています。となれば巫女もいるのでしょうか。そのための後宮制度? 気になるところです。
船上にはモズの姿が見えませんでしたので、脱出の際にもうひと波乱あるかもしれません。だいたい1~2話でエピソードに決着が着いてしまうDr.STONでは珍しく長丁場になりそうです。
あらすじで振り返ってみます。
108話のあらすじ
ペルセウス号が襲撃を受けた時。崖の上に現れたのはキリサメ。龍水や右京がいち早く気付いています。
キリサメが石化武器を躊躇なく投擲したのを見て、龍水は問答無用の攻撃は明らかな攻撃と判断。続いて、ロープがついていることから投擲物の回収あるいはおよその距離を目視するためとアタリをつけます。ちなみにこの時はモズがいません。
投手(キリサメ)が大きく距離を取っていることから手榴弾の類と推測。右京も同時に答えを導き、弓で狙撃します。石化武器に的中して軌道をわずかに逸らしますが発動、光線に包まれます。
咄嗟の判断でスイカを海中に蹴り出します。結構なキック力ですがスイカの体は・・。
銀狼は最初から海面にいました。すぐに海底に逃げ出し、右京が逸らしてくれたぶん、ギリギリで光線の効果外に出ることができました。ロープを伝って船上に戻ると全員が石化しています。
なかでもずっと相棒だった金狼への気持ちが強くて涙ぐみますが、足音を聞いてスイカが密航してきた樽の中に身を隠します。
夜になりイバラたちが上船して来ます。遠くから「ラボだ」というコハクの声を聞きつけ、樽から身を乗り出して手を振ります。
しかし、それを崖の上から確認した千空ら一同の反応は鈍く、銀狼かぁぁぁと嘆いています。よくわからないアマリリスにゲンがカードで例えます。
「大樹」SR。属性:忍耐、攻撃できないが全ての攻撃に耐える。
「マグマ」SR。属性と特性は台詞にカブって不明。
「龍水」SSR。属性:強欲、好きなカードを5枚引いてこれる。
「フランソワ」SSR。属性:擁護、キャラカードの効果が全て2倍になる。
「銀狼」GGR。属性ゲス、フィールドに置いてもそのターンで逃げ出す。
属性ゲスって・・笑いました。銀狼は期待を裏切りません。
それでも一縷の望みを賭けて銀狼を伺うと、何やら伝えようとしています。千空が口の動きを読み取ると・・「た・す・け・て」。ダメですね。
銀狼は人影が近づいて来たので慌てて樽に身を隠しますが、イバラは小指1本くらい樽が動いていたのを見逃しません。かなりヤバいタイプの人物のようです。樽に手がかかり、見つかりそうになりますが、ガラスの奥、温室で物音がして難を逃れます。
イバラたちが温室に捜索に向かうと、そこにいたのはヤギ。「鳴き声からして百物語に出るヤギという獣では」とキリサメが言っています。島にヤギはいないことと、この島にも百物語が伝承されていることが確定です。
百物語は巫女が受け継いでいるのか、頭首一族が受け継いでいるのか、後宮制度はそのためのものなのか、気になるところです。
ヤギを知らない島民たちは見た目によらず獰猛なのかもと、さっきの物音をヤギのせいだと思ったようです。
しかし、物音を出して銀狼を助けたのはスイカでした。てっきり島の中に逃げ込んだと思っていましたが、千空たちが上陸に使ったボートを自然に溶け込ませて隠したうえで、船に戻っていたのです。望遠鏡で確認した千空に希望が戻ります。
「スイカ」SSR。属性:潜入、ゲームで使用する全カードをいつでものぞける。
役立つ助っ人が満を持して登場です。あとは不安の顔でいっぱいの銀狼に勇気が宿ればですが・・。
まとめ
石化する瞬間の攻防で、龍水と右京の優秀な面を見せてくれましたし、スイカの有能さも示してくれました。あとは銀狼が踏ん張るだけです。
そう言えばスイカが密航で、銀狼はいい恰好をしたいがために演技をしたら失敗してペルセウス号に乗って来たので、二人とも当初の戦力ではない二人なんですね。
イバラとキリサメのタッグは強力そうですが、科学を知っているアドバンテージを活かして出し抜いてもらいたいです。
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