Dr.STNOE【145話 BAR FRANCOIS】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
145話「BAR FRANCOIS」
前回までのあらすじ
アメリカ行きの航路をポーカー勝負で決めることになった千空と龍水。千空とコハク、龍水とゲンが組んでのタッグマッチはイカサマ決着の末、千空が勝利。40日で大陸を目指す大圏航路に決定しました。
「Dr.STONE」【144話 RYUSUI GEN VS. SENKU KOHAKU】【コミックライク】
以下、「週間少年ジャンプ(2020年18号)」のネタバレを含みます。
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BAR FRANCOISが開店 カジノも解禁で福利厚生施設が充実
千空と龍水のポーカー対決の流れからそのままカジノが解禁となり、皆が大騒ぎです。
龍水は70日から40日に短縮するなら船員環境の強化と取引になると、食料増で10日、娯楽設備で10日、更にもうひと声の10日として、フランソワのBARの開店で手を打ちました。
フランソワが全員分の一人一人に合わせたオリジナルカクテルでおもてなしして、皆に充足感を与えています。
今回の科学チーム(主に千空)の活動はガムシロップやヨーグルトを作り、そこからカルピスなどを完成させていました。以下、描写されていたオリジナルカクテル。
スイカ→「2SIDE SUNSHINE」:カルピス、アップルジュース、キュウリ(すりおろし)少々、キュウリ 少々、スイカの形をした飾りあり。
司→「GRENADEN&TONIC」:グレナデン、トニックウォーター。
コハク→「ピリ辛シンデレラ」:ジンジャーエール、オレンジジュース、パイナップルジュース、レモンジュース、すりおろししょうがひとさじ。
ゲン→「SPICY COLA」:コーラ、チャイシロップ小さじ1~2杯、レモンひと切れ、とうがらしひとつまみ。
千空→「3層のTEA LATTE」:抹茶ホイップ、ミルク、焙じ茶、ガムシロップ小さじ2杯。
フランソワの技術が冴えわたるオリジナルカクテル集でした。結局、お酒はなしで陽が最後まで食い下がっていましたが、皆はこれで納得のようです。
羽京はこれら一連の流れがあまりにも整い過ぎていることに、最初から全部ゲンの仕込みだったのではないかと疑っていますが、「どこかのメンタリストがお芝居を描いた・・ そんな仮説も面白いよね」と好意的です。
キツい航路を皆に納得させるための手段で、ゲンの優しさを感じる仕込みであり、羽京もそんな気配りに感心しています。ディーラーをやっていて何も文句をつけなかったのは、ずっとそう思っていたのでしょう。
ただ、「龍水VS千空のどっちがポーカーで勝っても 結局は同じ結論になってたんじゃないかな」という部分は、龍水が勝っていたら別の方法で大圏航路にしたということになり、それはもやもやするんじゃないでしょうか。勝負の意味がなくなりますし。
しかし、ゲンはポーカー勝負自体は超ガチでやっていたとのことで、「そこだけは俺も悔しいのよ これでもちょびっとね 千空ちゃん♪」と言っています。ゲンが勝っていたらどういうシナリオがあったんでしょうね。
尚、ポーカー勝負の勝敗を勝手に賭けていた銀狼が大儲けし、陽がほぼ全財産をスッたとのことで、そのままカジノに突入していました。銀狼はツキまくって調子に乗ったゲス銀狼になっているのか、あっさり全財産失っているのかどっちもありそうです。
カジノのその後の描写はなかったのでどういう感じなのかわかりませんが、カードもサイコロもあったし、色々な種類のゲームがありそうです。石神村のメンツがルールに不慣れなぶん不利な気はします。
司はカジノにも文句をつけていませんでしたし、結構、丸くなったのでしょうか。杠のロゴの入ったシャツを着てしましたが、「杠ブランド」も立ち上がったのかもしれません。
トラブルもなく、カクテルで皆の心を癒したひと休み回でした。凄い能力を持っていながらいつも陰に回っていたフランソワにスポットが当たりました。羽京もしっかりと出番を確保していましたね。
千空のオリジナルカクテルが3層のラテで、「科学の積み重ねをイメージ」したものとのこと。「どうでもいいわ飲めりゃ とっとと混ぜていいか」と言われるのをフランソワは見越しています。
「千空様が美しく混ぜ合わせてくだされば 科学の積み重ねはきっと ほんの少しだけ甘い―― ラテになりますよ」との台詞で、綺麗にまとめられていました。
大圏航路への文句を封じ込め、いざ荒波へ
箸休め回とでもいいましょうか、ただのんびりとしていて、楽しい雰囲気が伝わってきました。
ポーカー勝負は羽京の指摘通り、ゲンの仕込みで龍水も噛んだヤラセであったとしてもおかしくなかったですね。龍水は短縮した30日ぶんの補填で、福利厚生を手厚くして手を打ちました。
まあ、ほとんどフランソワに負担が行っただけのような気がしますが(食事を含め)、龍水の配下なのでそれも喜んでやっているのでしょう。
ちょっとおシャレなムードが漂う、フランソワが主役の回でした。
尚、キリサメや松風の出番はありませんでした。警戒任務に就いているのでしょうか。
「Dr.STONE」【146話 BAR FRANCOIS ~BITTER SIDE~】【コミックライク】
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