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SPY×FAMILY(スパイファイリー)【15話 MISSION:15】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

15話「MISSION:15」

前回のあらすじ

ロイドはもう一度ヨルの身辺調査をするために盗聴器を仕掛けて、仕事ぶり(役所の方)を監視します。ヨルはヨルで「妻役」がうまくやれていないことに自責の念を抱いていましたが、ロイドとフランキーが変装してのカマかけにもボロを出すことなく妻役を演じ切りました。ロイドは少し気持ちも変わり、「演じてばかりでは疲れてしまうこともありますからね」と、家族としての絆も深まったのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【14話 MISSION:14】【コミックライク】

 (以下、15話のネタバレを含みます)

 

ドッジボール大会でアーニャはMVP獲得なるか

学園編が再開し、アーニャが主役です。というかロイドがほとんど出てこなかったのは初めてのような気もします。

 

クラス対抗のドッジボール戦で勝ったクラスのMVPには星が一つ授与されるという噂を聞いて、アーニャがにんむのおてつだいと張り切っていました。アーニャは、ちちロイドが好きですね。

 

ダミアン(アーニャ命名:じなん)と協力してのクラス対抗戦でしたが、ダミアンはダミアンで父親にふりむいてもらいたいという子供らしい想いを持っていました。心の声を読むアーニャですが、だからといって態度が変わるわけではありません。

 

ドッジボール自体はクラス対抗というか、人民軍陸軍司令部少佐の息子ビル・ワトキンス(6)対アーニャら3組という構図でした。

 

6歳とは到底思えないガタいのビルに蹂躙される3組。子分に庇ってもらったダミアンと、相手の思考が読めるアーニャだけが生き残ります。

 

足をもつれさせたアーニャを庇ってダミアンはアウトになり、一瞬だけアーニャは心を開きかけましたが・・。

 

ラストに残ったアーニャはヨル直伝の必殺技「星を掴む光の矢(すたーきゃっちあろー)」を繰り出しますが、大仰な名前と動作に伴わないヘロッとしたボールが敵陣に転がるだけで、すぐさまアーニャも瞬殺。

 

アーニャは3組の勝利を託されましたが、叶いませんでした。投擲動作に入った時にはどんな必殺技が出るのだろうと期待したのですが、ダミアンをぶっ飛ばしたパンチのようにはいきませんでしたね。

 

ヨルの教えは役に立ちませんでしたが、ひっさつぱんちはしっかりと決まりましたしそう捨てたものでもありません。

 

「ヨルさんはスポーツも得意なんですか?」と質問された時のヨルの誤魔化しが、「あ・・いえ 昔弟とキャッチボールをしてた程度で・・」と日頃から人をちぎっては投げてますとは言えない感じが良かったです。

 

結局、ダミアンとはまた悪口の言い合いになって、関係は進展しませんでした。ダミアンの方はちょっとアーニャのことが気になっているので、いつでも発展しそうではあるのですけどね。

 

今回はスパイ要素のない、学園ものらしい躍動感のある爽やかな話でさらっと読めて楽しかったです。

 

以下、あらすじです。

 

15話のあらすじ

アーニャとダミアンが並び立ち、クラス対抗のドッジボール戦に臨もうとしています。

 

話は3日前に遡ります。アーニャが言うには、友達のベッキーが友達から聞いた話では来週の対抗戦の勝ったクラスのMVPには星ひとつ授与されるという噂とのこと。

 

ロイドはそれを聞いて(眉唾ものだな)とあまり信じていない様子でしたが、ヨルは特訓に付き合うようです。

 

当日に時間が戻り、ドッジボール戦。アーニャはハチマキを締め直し、(ちちのにんむのおてつだい!)と気合が入っています。

 

ダミアン(アーニャ命名:じなん)らが子分と共に「やる気だけはいっちょまえだな」と絡んで来て、ベッキーが反論して「なんだとこのデコ女!」と言い合いになっています。

 

アーニャはダミアンをじっと見つめます。(じなん ちちのにんむのたーげっとのむすこ なかよくなると おとくまんさい)と見定めていますが、(でもいじめてくるからきらい)と感情と任務は別のようです。

 

見つめられてちょっと照れていたダミアンですが、アーニャが踵を返したのを見て(くっ こっちだっておまえみたいなちんちくりんに構ってるヒマはないんだ)と強がっています。

 

この試合でMVPを取って星を獲得し、兄と同じ<皇帝の学徒>にならないと父上にふりむいてもらえないと決意を固めています。思考を読んで少しだけ気になっていそうなアーニャです。

 

審判のヘンダーソンが生徒らを集め、諸注意をした後に、ダミアンのボールで試合が始まります。(この試合 4組に勝つにはまず あいつを倒さなくては!)と狙いを定めたのは、人民軍陸軍司令部少佐の息子ビル・ワトキンス(6)。

 

6歳とは思えないガタいの持ち主で、ダミアンの投げたボールを片手で掴み取っています。他の子供らの2倍の大きさはあり、メガネをかけています。幼稚園時代から数々の球技大会を総ナメにし、<ポーダムの怪童>と呼ばれているそうです。

 

3組生徒の配置を確認し、気流・湿度を補正して投じた一投は一気に四人にヒットして退場させます。ベッキーが当たったら死ぬと文句を言うと、女子には手加減すると言われムカつくベッキー。瞬殺です。

 

あっという間に3組はダミアンとその子分、アーニャの5人だけになってしまいました。子分がダミアンを庇っているうちに人数が減って行きます。

 

ダミアンは(他の奴らがいくらやられようが知ったこっちゃないが オレだけは勝ち抜いて目立たなくては)と考えていて、アーニャに(じなん くそうやろう)と思われています。

 

ビルのターゲットがアーニャに定まり、(狙うは足元!)とボールを投げ込んで来ましたが、思考を読み取ったアーニャは素早く避けます。

 

続けざまに右腕、左と狙われますが全て回避。キレたビルが「スーパースライダーショット」と、目の前で急激に軌道を曲げるボールで撃破しようとしますが、これも読んでいたアーニャは、すんっと立ち止まって当たりません。身代わりで子分が撃沈しています。

 

ビルは自慢の攻撃がことごとく躱され、涙目になっています。ダミアンがアーニャのことをちょっと見直し、ヘンダーソンは(エレガント回避!)と興奮しています。「フッ」と笑うアーニャのドヤ顔はかなりブサイクです。

 

ベッキーが外野からのボールに注意と声を飛ばすと、焦ったのか足元を滑らせて転ぶアーニャ。ビルにボールが渡り、さすがにその態勢では不可避と「死ねぇい!」とボールを投げつけて来ます。

 

絶体絶命のアーニャ。その全力投球にダミアンは、(気の毒だがまあドジなこいつが悪い)(安心しろ アレが残って3組を勝利に導いてやる!)。

 

ドギャッ!と音が鳴りますが、咄嗟に動いていたのはダミアン。ビルの全力投球を体で受け止めて、アーニャを庇っていました。

 

しかしその威力までは吸収できず、ボールがポロリとこぼれてヒット判定されて退場になります。

 

「アーニャまもってくれた・・? おまえいいやつ?」とアーニャが驚いて尋ねると、赤くなったダミアンは「ち ちがう! あいつの球にやられっぱなしでくやしいからちょっと捕ってみたかったいうか・・」と誤魔化します。

 

「くそがっ 残りはおまえだけだ 任せたぞ!」と言い残して立ち去ります。

 

(みらいはアーニャにたくされた!)とアーニャはすくっと立ち上がります。(いまこそひっさつのしょっとをはなつとき)と、ヨルとの特訓を脳裏に思い浮かべています。投球のコツは体全体を使うこと、「じなんのしをむだにはしない」。

 

「死んでねーし!」とツッコむダミアン。「アーニャが かたきとる!」とゴゴゴ・・と気合いを入れるアーニャに、敵軍の生徒の胸がドクンと波打ちます。

 

大きく左足を振りかぶって体重を乗せ、 「星を掴む光の矢(すたーきゃっちあろー)!」の掛け声と共にボールを投げつけました。

 

息を呑む敵味方。しかし放たれたボールはそのまま地面に叩きつけられ、力のないボールがてんてんとビルの元に転がって行きます。それを拾ったビルが投げ返すと、あっさりアーニャにヒットして退場、ゲームセットになりました。

 

あっけない幕切れに言葉を失う3組と、盛り上がる4組。「これでビルくん星ゲットだね!」と言っていますが、ヘンダーソンは「ん? 星? こんな一授業のミニゲームで与えるわけがなかろう」とただの噂であったことを告げます。

 

「むしろ試合中に『死ね』などと暴言を吐く君には雷をくれてやってもいのだぞ」と言われてビルはしゅんとしています。

 

ヘンダーソンは(だがしかし いがみ合っていた者同士が力を合わせ困難に立ち向かう その心たるや星に値するぞ少年少女よ)と悦に入っていますが、「てめーふざけんな何だあのクソボールは! かばって損したわ!」とダミアンは激怒しています。

 

「・・やっぱおまえきらい」「んだとこの短足!」「くそやろう」と悪口の応酬です。(そうでもないかも)と一瞬で考えを翻すヘンダーソンです。

 

(ははのおしえやくにたたない)とアーニャの中ではヨルの評価が落ちているのでした。

 

まとめ

このところロイドが振り回され、家族の絆を全面に出した構成が多かったので、アーニャが主役の学園編はテンポが良くて楽しかったです。

 

星を獲得する道のりは遠そう・・というか、まるで光明は見えませんが、学園編は力を抜いて読めます。

 

このメリハリがいい感じなので、スパイものとコメディの配分を保ったまま、バランス良くこのまま話を進めて行って欲しいですね。

 

「SPY×FAMILY」【16話 MISSION:16】【コミックライク】

 

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