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ワールドトリガー【191話 弓場隊④】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

191話「弓場隊④」

前回までのあらすじ

ヒュースが落ちて一気に戦場が動き、外岡、隠岐、海が立て続けにベイルアウト。遠征入りを果たすためにはあと3点必要な玉狛第二は、帯島を狙って遊真が勝負を挑むのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「ワールドトリガー」【コミックライク】

「ワールドトリガー」【190話 弓場隊③】【コミックライク】

 

以下、「ジャンプSQ(2020年3月号)」のネタバレを含みます。

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遊真、ワイヤー陣と新技で帯島に完封勝利!

人数が少なくなり、取りこぼしができなくなってきた中盤戦から終盤戦。遊真はきっちりエースの強さを見せて帯島を仕留めました。

 

これまでのラウンドでは相手を倒してもどこかにダメージを負い、最後の方は苦しい戦いを強いられるのが常でしたが、ヒュースの頑張りで序盤戦を無傷でやり過ごせたうえに、1対1の状況を作れたのが大きかったです。

 

地味にワイヤー陣も効いていました。1コマしか姿を見せなかった修ですが、合流地点を予測してワイヤー陣を完成させていて、うまく帯島を誘い込めました。

 

高速機動に移った遊真が攻撃を仕掛け、新技を組み合わせつつ、あっという間に背後を取って仕留める流れが綺麗でした。

 

手合わせの時に見せた手裏剣状のスコーピオンを使うのは予想できましたが(というより期待)、地面に突き立てずにブーメランのように方向を変えて追尾させるのは予想外。

 

更にグラスホッパーで乱反射(ピンボール)させて、帯島を包み込むという発想はなかったです。初見で帯島もよく耐えましたね。

 

グラスホッパーは色々なものを反発させますが、手裏剣状スコーピオンはトリオン体なので反射できたということでしょうか。だったら通常のスコーピオンの刃状での攻撃なんかもグラスホッパーで跳ね返せるような気もしますが・・。

 

この辺りは強度の問題なのか詳しい解説が欲しいところですが、解説がなかったら「そういうもんだ」とふわっと理解しておこうと思います。というかグラスホッパー便利過ぎます。

 

落とされたとはいえ、帯島も有能なところを見せました。海を落とした判断や、遊真を引っ張って二宮と食い合わせようという考え方もエグいですし、ハウンドをうまく使いこなして牽制しています。ピンボールに囲まれた時も反撃を行っていました。

 

「おびしまちゃんは強くなるよ」と遊真に言わせるくらいの腕なので、今後も活躍の機会はあるでしょう。葦原先生が倒れない限りは。

 

遊真が1対1で相手を完封して勝ったのは、なんだか久しぶりな気がします。ブラックトリガーを使っていた頃以来のイメージなので、嬉しかったです。

 

一方の弓場対犬飼も細かいですが、見どころがありました。犬飼の防御に徹した集中シールドや、辻のサポートでシールドが増えた途端に奇襲を察知する弓場とオペレーター。それに即応して反撃する弓場。

 

前方に体を捻って躱しつつ回し蹴りで辻を迎撃する身のこなしは、さすが攻撃手並みの動きができないと成り立たないと言われている弓場スタイルの持ち主です。

 

弓場のスタイルが諏訪のWショットガンを参考にしたものであるとか、その弓場に対抗して生まれたのが生駒旋空とかロマンを感じます。それを思えば何も考えてなさそうな生駒も、色々と考えた末のスタイルであるとわかって感慨深いです。

 

そして、ラスボス二宮登場。いつもの貫禄です。どうやって泣きを入れさせてやりましょうか、と楽しみになりますね。

 

落ちたのは一人だけでしたが、今回もたっぷりと旨味の詰まった回でした。

 

以下、あらすじです。

 

191話のあらすじ

海が落ちて生駒隊が全滅。帯島と1対1になった遊真。あと3点が必要な玉狛第二としては、点を獲れないまま人数が減って行くのは苦しいところです。

 

それを見越した帯島の判断を解説の王子は褒めています。点が欲しい玉狛の心理を読んだうえで、どこかで絡んで来るのは予想できたこと。

 

あえて姿を見せて自力勝負で2点を獲ろうとした玉狛と、手負いなのでゴチャつかせてチャンスを作ろうとした海。それらを冷静にかわして1点獲った帯島が良かったと言っています。

 

ならばバッグワームでの奇襲はどうだったかという実況・桜子の問いには、蔵内が判断が難しいところと答えます。

 

今期、遊真がバッグワーム奇襲を何度か見せていることで他の隊の警戒レベルが上がっていることや、奇襲で一人落としても反撃でダメージを喰らう危険があったというのが理由です。

 

結果的には帯島が1点獲ったものの、外岡も落ちたので弓場隊としては苦しく、ここからの立ち回りが重要とコメントを締めています。

 

弓場に追いかけられている犬飼は2枚の集中シールドで防御に徹しながら、話術で玉狛の方にけしかけようとしますが弓場は乗りません。「あいつァ キッチリ仕事をした 俺が日和るワケにゃいかねェーだろが あァ!?」とますます攻勢をかけてきます。

 

すると犬飼のシールドが4枚に増え、弓場が目を見張ります。すかさずオペレーターから「右!」と鋭い声がかかり、同時に辻が奇襲。

 

弓場は体を前掲させて斬撃を躱すと、そのまま前転するように上半身を前方に回転させ、左足を大きく回して蹴りで辻に反撃。銃撃を加えて距離を取らせますが、犬飼と辻が合流を果たします。

 

実況席では小南が「まだわかんないわよ」と、弓場が【攻撃手キラー】であるということに触れ、王子が補足します。「そもそも弓場さんの戦法は旋空持ちの攻撃手に有利を取るために 諏訪さんのWショットガンを参考にして編み出されたものなんだよね」。

 

「弓場ちゃんの拳銃の有効射程は たしか22メートルちょっと これは攻撃手の【踏み込み旋空弧月】がギリギリ届かない間合いなのよ」と小南が続けます。その間合いを取る限り、弓場が一方的に攻撃手をボコボコにできるとのこと。

 

「ちなみに弓場ちゃん戦法に対抗して生まれたのが【生駒旋空】」小南の解説に、「なんと・・技に歴史あり・・!」と桜子も感心しています。

 

辻と犬飼は弓場相手に決定打は出せませんが、2人で防御に徹していると、上空から二宮のメテオラが飛んで来ます。ポケインで高所から見下ろす二宮。ボスの貫禄です。「主役(エース)がいよいよご到着ってわけだ」(コメント出水?)。

 

遊真と帯島の戦いでは、弓場隊のオペレーターが二宮隊が揃ったことを報告し、帯島に戻れるかと声をかけています。海を倒してまずは目標を達成、次は遊真を引っ張って二宮隊にぶつけようと帯島は考えています。

 

ところが後退中に修のワイヤー陣にはまり込み、足を取られて態勢を崩します。弓場隊の合流を読んだ位置に仕掛けられていました。

 

スパイダー地帯での遊真のワイヤー高速機動での攻撃が始まり、帯島を押し込んで行きます。帯島は左手でハウンドを出し、低空から全方位射撃で反撃。相手の動きが見えなくても相討ちを狙える対策、とは王子の言。

 

「クーガー側はシールド広げればガードできるけど そこは弧月で割っていくつもりかな? 二宮隊が丸々3人残ってることを考えると クーガーはここでダメージもらいたくないだろうから ちょっぴり攻めづらくなったかな」。

 

遊真は一度距離を取ると、手裏剣状(Yの字の形)に作ったスコーピオンを投擲します。一度手合わせでそれを見ている帯島が警戒し、地面に刺さってからの攻撃を避けようと後ろに躱します。

 

ところが手裏剣状のスコーピオンは地面に刺さらず地上スレスレで軌道を変え、追尾するように帯島を追って来ます。慌てて弧月で弾く帯島。

 

そこへ遊真は細かく分割したグラスホッパーを展開させ、帯島を包み込みます。手裏剣状のスコーピオンが乱反射し、中に包み込んだ帯島を襲います。帯島はわずかな隙で遊真にハウンドで反撃しつつ、乱反射するスコーピオンを見切って弧月で凌ぎます。

 

手裏剣状のスコーピオンを弾き返して振り向きますが、ワイヤー陣を使った遊真の動きはそれ以上に速く、あっという間に背後に回り込み、左手から生やしたスコーピオンで帯島の心臓を貫きます。

 

「おびしまちゃんは強くなるよ おれが保証する」と遊真が静かな声で言い、帯島がベイルアウトします。

 

弓場がそれを遠くで見詰めながら、次の手を考えるのでした。

 

まとめ

中盤戦から終盤戦です。玉狛第二隊VS二宮隊の構図が着々と出来上がりつつありますが、残った弓場の動きが注目ですね。

 

あと2点が欲しい玉狛は二宮以外の2人を獲ってノルマ達成となるのか、うまく立ち回って弓場と二宮隊を食い合わて生存点の2点を獲るのか、どっちにも目が出て来ました。

 

王道ストーリーとしては千佳が二宮を仕留めたうえでの(相討ちコミ)2点獲得でカタルシスを得たいところですが、ラスボス感漂う二宮を攻略できるかどうか。

 

いつもと違って遊真が無傷で残っているのが大きいです。ヒュース加入の効果が感じられる成果ですね。ちなみに修と千佳も無傷。

 

一番キツい展開は弓場が玉狛に目をつけて、修を落としたうえに遊真にダメージを入れて潜伏とかですが、弓場はどういうふうに立ち回るでしょう。

 

弓場隊も上位残留をかけてポイントを狙っていますので、このまま合流した二宮隊に突っ込んで行くことは考えられず、そうなると身を潜めて玉狛第二隊VS二宮隊の隙を突いて漁夫る作戦が妥当かと思います。

 

だとすれば展開としては玉狛が犬飼か辻を落として1点獲得、修がどこかで落とされ、千佳と遊真が相討ちで二宮を倒して合計2点、弓場が残った敵を掃討して生存点を獲得という感じになるでしょうか。

 

ただそれだと二宮隊が活躍していませんので、どうやってバランスを取ってくるでしょう。全ての隊員の株を上げながら決着するのがワールドトリガーの醍醐味でもありますので、わくわくしますね。

 

読んだばかりですが、早速、来月が待ち切れません。ここのところ1話ずつなのがもどかしいですね。

 

ちなみに最初のページに「王子一彰のあだ名コレクション”20春」が載っていました。さすがに先輩には気を遣っているようです。単行本にも収録されることを期待しています。

 

最も広まっているのが穂狩=ポカリで、最も広まっていないのは若村=ジャクソンらしいですが、だとすれば照屋=てるてるや香取=カトリーヌはそれなりに広まっているんでしょうかね・・?

 

「ワールドトリガー」【192話 二宮匡貴③】【コミックライク】

 

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