ワールドトリガー【192話 二宮匡貴③】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
192話「二宮匡貴③」
前回までのあらすじ
ラウンド8も終盤戦になり、戦場の隊員が減っていくなか、弓場に追撃されていた犬飼が二宮・辻と合流し、二宮隊チームが完成。一方、遊真は帯島との1対1を制してポイント獲得し、遠征選抜まであと2点とするのでした。
「ワールドトリガー」【191話 弓場隊④】【コミックライク】
以下、「ジャンプSQ(2020年4月号)」のネタバレを含みます。
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(今回からあらすじを省略します)
メインは弓場対二宮 二宮の本気モード炸裂! 玉狛も玉狛なりに頑張ってます
二宮の本気モードが見られました。ポケットから手を出した途端に多彩な技を繰り出して、弓場ほどの実力者を完封。メタ的には弓場が二宮隊をもっと削ってくれるかと思っていましたが、犬飼に多少のダメージを与えただけで退場となりました。
「タイマン最強」と評されていたほどの弓場も、二宮相手には分が悪かったようです。というかスタートが二宮の間合いだったうえに、相手はチームが揃っていたので仕方なかったかもしれません。ベイルアウト後の、髪型や私服が割とカッコ良かったです。
二宮が追尾弾(ハウンド)を上に撃ち、二重の時間差で弓場を上から叩くアイデアが決め手になりました。最初に上空からの曲射と思わせておいて、もう一段階ひそませていたのを、置き弾で気を逸らしたりと罠にハメていく感じが二宮らしかったです。
注目してコマを見返してみると、確かに上空から曲がって落ちて来る弾と、そのまま上に伸びている弾が描かれていました。初見で気付いた人はいるでしょうか。
弓場も自分の間合いに入ったと思った瞬間にやられましたから、二宮の読み勝ちです。最後はズドンとアステロイド(バイパーの直進?)で撃ち抜いての勝利。まさに完勝です。
玉狛も修が千佳の爆撃を指示して二宮隊を襲わせたり、隙を突いて犬飼を狙ったりしていましたが壁を崩せず。辻のサポートがしっかりしています。修が追撃されなかったのは、爆撃と姿を消している遊真を警戒してのことでしょうか。
二宮は千佳の爆撃を強化追尾弾(ホーネット)で応戦していましたが、すかさず1対1で弓場を倒すことに切り替える思考の柔らかさも指揮官として優秀。その作戦を忠実に実行できる犬飼、辻もやはり能力が高いです。
千佳の爆撃は二宮のホーネットや、犬飼の射撃で全部撃ち落とされてましたが、実力者はシールドだけではなく弾丸で防いでしまうんですね。隙がありません。どうやったら遠距離の爆撃が刺さるのか・・。
修が千佳に指示を出して炸裂弾(メテオラ)の分割数を増やしていくところは、何か作戦がありそうな感じでした。今のところ千佳は人に対して撃てていますが、修の指示に従ってです。自力で撃てる、とはまた違う感じでしょうか。
前回、遊真が見せたブレード乱反射(ピンボール)についえは蔵内が解説。「グラスホッパーは物質化したものしか反射せず トリオンの弾丸が当たると相殺される」とのことで、帯島は弾丸でグラスホッパーを処理する手があったと。
この説明だと弧月とかは物質化しているのでグラスホッパーで弾けることになりますし、スコーピオンとかレイガストも弾ける感じなのですが、そのあたりも説明が欲しかったです。たとえば力の差で割られてしまうとか。
あと、遊真や緑川の使う通常のグラスホッパーのピンボールでも、囲まれた瞬間に全包囲にアステロイドやバイパーを発射すれば、良くて相手を撃ち落とせて、悪くても足場のグラスホッパーを潰せるので、囲む側が不利になるように思います。
弾丸を発射する前にやられてしまうのか、その暇がなくなるのかわかりませんが、一方的に有利が取れるとは思えません。まあ、この仕様を知っていたのが蔵内くらい、とは小南の言ですが、今までは知られていなかっただけかもしれません。
ブレードが曲がる理屈については推測があるようですが、詳しいことは試合後のまとめで明かされる感じです。
というか小南は完全に玉狛応援団で、「もう狙撃手(スナイパー)いないから まとめて爆撃し放題よ! いけ! やれ!」と叫んでいて、隣で解説している蔵内が若干引いていました。そして王子はずっと修に注目しています。
遊真の新技解説と、二宮の圧倒的強さを見せつける回でした。
すぐに続く
今月号は久々の二話掲載です。ひゃっほう!
「ワールドトリガー」【193話 二宮匡貴④】【コミックライク】
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